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書評 「なぜ日本の大学生は、世界でいちばん勉強しないのか?」





日本の就職戦線は、海外の大学生との競争にさらされつつあります。相対的に、日本の大学生
の学力が落ちている現状だと、海外の大学生に職を奪われる可能性があります

日本の大学生が勉強しないのは、昔なら、良かったのですが、今の国際競争の就職時代には、
優秀な外国人に職を奪われる危険性があるのです


さらに、大学自体も競争にさらされています。日本の大卒が戦力にならないと思われれば、
入学する生徒も減るでしょう;。優秀な学生は、海外の大学に進学するかもしれません

また、企業の競争は熾烈を極めている中で、海外の優秀な大卒を採用している海外企業
日本の劣った大卒を採用している日本企業では、日本企業は苦しい戦いを強いられるでしょう。

日本の大学生が勉強しない理由。負のスパイラルがあります。

1 企業側。大学の成績は当てにならない。

2 大学生。就活で、企業側が大学での勉強を重視してないので、勉強したくない。

3 大学の先生。学生側の勉強に対する真剣度が低い&単位を取るための評価を
厳しくすると、学生が選択しなくなる。それより、簡単に単位を取れるようにして、
自分の研究に力を入れたほうがマシ。

4 大学生。簡単に単位が取れる&卒業は簡単にできる。つまらない授業も多いので、
やはり課外活動に力を入れたい。

5 企業。大学の成績は当てにならない。面接で課外活動のことを中心に聞いて、合否
を判断するしかない。

この1~5は、負のスパイラルです。(1~5まで行き、また1に戻り、繰り返します)

海外と日本の採用の流れ
海外。就職希望者→大学の成績で選抜→面接。
日本。就職希望者→学名(学部含む)、市販テスト(SPI2など)で選抜→面接。

どちらも、「考える力」を見ています。海外では、大学での成績が当てになります。日本では、
学名(学部含む)、市販テスト(SPI2など)で、「考える力」を見ています。

課外活動と学業では、学業の方が、深い「考える力」は身につきます。課外活動(バイトでも)
考える力はある程度、身につきますが、学業は、「理解することも難しい」「一定の量の記憶も
同時に必要」「「論理的に考える必要がある」「概念的な問題も多い」「プロ中のプロである
先生との対話」
などで、頭を極限まで使う点で、学業の方が深いです。

▲著者は、上記に挙げた負のスパイラルを脱出するための手段として、NPO法人DSS
を立ち上げ、2011年、首都圏の有名9大学28学部に在籍している4年生約2000人を
対象とした、大規模な調査をしました。

この調査で、「考える力」を育成している授業、「考える力」を評価している授業を明らかに
し、大学側を起点として、負のスパイラルを変えていこう
という試みです。

調査結果は、本の巻末に詳しく書いてあります。東大経済学部、法学部の成績は当てになる
らしいです。こういうことを企業が知れば、大学側も意識して、授業の質を高めるし、学生も
採用に、成績が関係してくるかもしれないなら、質の高い授業を選び、勉強しようとなりますね



以上。

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